保険会社で活用する家族信託
こちらのページでは、保険会社における家族信託の活用方法についてお話していきます。家族信託を活用することは保険会社にとっても大きなメリットがあります。
お客様へ提案できる幅が広がりますのでお客様にも喜んでもらえる機会が増えることでしょう。
保険会社の顧客から頂く家族信託のご要望について
保険会社では保険商品の提案をしながら、ライフプラン設計について詳しくお客様とお話していきますから、そこで家族信託の話も追加でお話できればより信頼してもらえるきっかけになるもしれません。相談されうる事例を下記に記載していきますので、ご参考になさってください。
- 認知症対策
認知症になると従来自分で行ってきた財産管理が困難になります。そのもしもの時のために、子供に所有する不動産の管理・運用、処分を任せられるようにしておくと安心できるでしょう。そこから得た利益はご自分の介護施設費用に充てることもできます。
- 遺産分割対策
ご自身の死後、先祖代々受け継いできた自宅や土地を長男に引き継がせたいと考えている方がいらっしゃいます。長男に子供がいない場合などは、家族信託を活用して2世代以上相続人を指定しておくことで、ご自身が亡くなった後は次男の息子に引き継げるよう信託内容に記載しておくことができます。
- 事業承継対策
経営している事業を長女に引き継がせたいと考えており、株式の承継を検討しているが、子供のいない長女に引き継がせると、長女の死後、長女の配偶者家族に事業が引き継がれてしまうことがあります。これを防ぎたい場合は、次女に株式を承継させる旨、記載しておくと二次相続以上も希望を伝えることができます。
- 障がい者支援
子供に障害のあるため、財産を相続しても子供が自身で管理するのは困難なことがあります。そういった場合にも自分の死後、子供が生活費に困らないよう、財産の管理や運営を信頼できる人に託しておくことができます。
保険会社側が家族信託を活用するメリットとは
保険会社では顧客の将来設計や財産ついて相談される機会が多いぶん、お客様のニーズに寄り添う必要があります。早めに活用することによって、他社との差別化を図ることができますし、家族信託を活用することで、保険商品だけでは解決が難しかった問題についても補うことができるでしょう。
また家族信託は次世代やその次の世代に向けての設定が可能なため、一度関わることができれば、長きにわたり関係が築けるのもメリットといえます。